自動化適用の検討
ワークの条件から、自動化適用を検討する。
「業種」で自動化の可否は決まりません。形状、サイズ、重量、溶接条件、アクセス、生産パターンなど、ワーク条件から自動化の適用を検討します。ここで紹介した業界・ワーク以外の構造部品についても、同じ考え方で個別に整理します。
自動化の適否を左右する要素
ワークと生産の条件を、4つの観点で整理する。
厚板溶接を伴う構造部品の自動化適用可否は、板厚・継手・アクセス・品質要件で判断します。まず次の4つを整理します。
01
形状・サイズ・重量
ワークの外形、サイズ、重量が設備構成を決めます。
02
溶接条件・継手
板厚、継手形状、品質要件、検査規格。
03
アクセス
トーチの到達性、姿勢、治具・ポジショナーの可否。
04
生産パターン
一品・多品種少量・量産の区別。
検討の進め方
工程の流れから、自動化の範囲を決める。
自動化の検討は、溶接ロボットの選定から始まるわけではありません。工程全体の中で、どこに課題があり、どこを自動化するかから決めます。
- ワーク条件の確認(図面・写真・板厚・継手・材質)
- 現在の工程と課題の整理(ティーチング、品質ばらつき、検査、手直し)
- 自動化範囲と構成の検討(セル/H形鋼/ライン/開先加工の組み合わせ)
- 実ワークでの試作・溶接検証
- 立上げ・運用(治具、教育、保守を含む)
前工程に開先加工がある場合、溶接前工程自動化を組み合わせることで、工程全体の品質と生産性を検討できます。
相談時に共有すると進む情報
初回相談で確認する情報。
初回のご相談で、以下の情報を共有いただくと、適用可否の初期確認がスムーズに進みます。
- 対象部品の図面・写真・3Dデータ(ある場合)
- 板厚・材質・継手の種類
- 検査規格・品質要件
- 品種数と生産量、生産パターン
- 現在の課題(どこで困っているか)
検討の入口は次のとおりです。
